写仏の楽しさ

ご縁のある庵主さんが主催しておられる、写仏の会に参加して、初めて写仏の楽しさを知りました。

好きな仏像の絵を下に、薄紙を上から筆またはボールペンでなぞる、というまさに写経と同じ要領です。
髪の部分、衣の部分、細かい一本一本の線を、無になって一心になぞる作業は、ストレス解消にもってこいです。
そして一番最後に仕上げる目で、全体の雰囲気が決まりますので、スリリングな一瞬です。

興味のあるのは、同じ仏像の絵を(コピーして)何人か一緒に書いてもこれが同じ仏画?というくらい違った雰囲気になってくるのが面白いです。
私は筆で書きますが、何ともいえない筆の線が不思議な魅力的な仏画になってきて、とても奥の深い作業です。

完成すると、やはり手を合わせたくなってくるのもいいものです。