古仏はいかにして甦るか?

大は1mから小は30cm位の古仏数体を、お寺様よりお預かりしました。

仏具小売業者様に同行し、即現場でお見積もりを出させていただきました。
製作年月日こそ明記されていませんが400年以上昔江戸初期の作と思われる古仏です。

頭が抜けているもの、両腕が取れているもの、片手がないものかなり痛みがひどいものです。
雨漏りする御堂に置かれていた様子で、果たしてこれが修復できるのか?と思われるくらいのものです。
逆に大変やりがいのある修復仕事です。
早速1体づつ修復前の写真を撮りました。

3ヵ月後弊社の仏像スタッフにより、新品同様のお姿に甦ってきます。
お寺様へお届けした時の、ご住職様のお姿を想像するだけで、わくわくしてきます。

新品を勧めるのは簡単ですが、やはり魂が入り多くの人たちに手を合わされてきた古仏、甦ってまた何百年とその思いが継承されていくまさにこれこそ歴史のロマンです。