銅像クリーニング!?

こんにちはヒロキです。

先日は、地元の企業からのご依頼で銅像のクリーニングの

引き取りに行ってきました

寺院や国立公園・企業の敷地内で

よく目にする銅像(ブロンズ像)は、

金属で出来ているとはいえ、紫外線や酸性雨の影響で

色あせや劣化が目立ってきてしまいます

DSC_0118_R.JPG

今回はかなり立派な銅像のクリーニングです。

石台だけでも高さ5メートル以上の上に

立っている銅像です。

DSC_0115_R.JPG

重さ約500キロ近くの銅像を

大型クレーンを使って

下へ降ろすのですが、、、

石台と銅像がコンクリートで

強固に接着されていたため

3時間近くかけてようやく、切り離しが完了

DSC_0124_R.JPG

目の前で見ると等身大サイズということもあり

かなり大きな銅像です。

経年変化による自然の緑青(ろくしょう)なども目立っています。

DSC_0131_R.JPG

50年以上も、上から見守り続けてきたこの銅像を

熟練した専門家によって新品同様に

クリーニングしていきます。

今から完成後の姿が楽しみです。

修復依頼は肖像座像!

インターネットで代々伝わっている、

おじいさんの等身大・座の肖像を修繕させていただくことになりました。

今にも目が動きそう、言葉を掛けられそうな、いいお顔のおじいさんの座像です。

肌の色合いから、そして和服を着用しているのでなおさらです。

和服を脱がせ、いろいろチェックしていると、

中から明治初期の新聞が、湿気取り?か何かで、出てきました。

100年以上前の製作です。

当社では数多くの仏像修復を手掛けているので、

見事に修復、お客様にも喜んでいただける、一ヶ月先がとても楽しみです。

<a href=""http://www.kk-kumada.com/butuzou.html">http://www.kk-kumada.com/butuzou.html ">クマダの仏像修復</a>

ありがたい近所からの注文

た同じ町内の方から、今度家を建て変えるので、

古い仏壇をキレイにしたい、そして半年間預かってほしいとのご依頼でした。

ほとんど町内の方からは、

こうしてご用命いただくのでとてもありがたいと思っています。

これが逆に、近所の方が遠い仏壇屋さんへ依頼されるようなことがあれば、

よほど信用がないことになるわけです。

町内から、半径数km圏内のお客様へと、足元の住人の方々から信頼をいただき、

何でもご相談いただけるように、かゆいところへも手が届くサービスを

心がけていきたいものです。

どんなに競争会社がチラシや、宣伝力でやってこられても、

盤石のサービス、信頼関係を常に発信していけば、

生き残り競争に残っていけるのではないかと思っております。

お客様の驚きの声!

変身したお仏壇を狭い階段から上げる時、仏壇の外の扉をはずして現場で組み立てる方法を取りました。

そしてお客様にお披露目です。"http://kumada.up.seesaa.net//media/file_20060426T163117328.jpg"
target="_blank"> height="90"
alt="image1328"
hspace="3"
src=
"http://kumada.up.seesaa.net//media/img_20060426T163116390.png"
width="120"
align="right"
vspace="3" />

「エッ金仏壇だったの?」

「こんな紋飾りがあったの?」

「こんなにきれいになるとは!」

どれもこれも我々にとってはうれしい感動の声でした。

もともと金仏壇はスス、ヤニで100年も積もれば黒い仏壇のようになってしまいますし、紋様も全く分からないくらいです。

こうしてお客様からの生の声を帰社してそのまま、職人たちに伝えます。

職人にとってはこの声が何よりも励みになる上、喜びでもあります。

私もまさにこの仕事が天職と実感するひと時です。

新品に買い換えるのは、簡単です。古い身近な歴史を感じながらよみがえらせる仕事に感謝感謝です。

100年前の仏壇をクリーニング?

先日、老舗料亭のお仏壇をクリーニングさせてもらった時のことです。

普通より大きいお仏壇を仏間から、料亭の狭い廊下や階段を通り運ぶ時、バラバラと一部分解してしまいました。

聞くところによると、100年以上昔のお仏壇で、見事に歴史を感じ、文化財では?と思うほどの状態でした。

これくらい古いと通常では昔から洗濯といって全部塗り替えますが、今回はご希望が納期と、ご予算が半分以下、のクリーニング(汚れを落とし、
一部塗り替え)ということでした。

職人たちは唖然として顔を見合わせましたが、我が社には不可能の文字はない、チャレンジ精神です。

やさしくやさしく壊れないように、全部分解し、手作業で汚れを除去していきました。

そしてお約束通り1ヶ月(洗濯の場合は3ヶ月)で見事文化財並み?の古いお仏壇が、新調品のように変身いたしました。

"http://kumada.up.seesaa.net//media/file_20060425T183039562.jpg"
target="_blank"> height="42"
alt="CRW_3547_JFR"
hspace="3"
src=
"http://kumada.up.seesaa.net//media/img_20060425T183038562.png"
width="120"
align="right"
vspace="3" />

古い仏壇も新築と同時によみがえる

3ヶ月前のお客様からのご依頼です。

「新築の際、仏壇もきれいにしたいので、仏壇の洗濯をお願いします。
予算がないので通常の半値でできませんか?」

我が社は工場があるので、どんな方法でも可能で、ご希望に沿って特殊クリーニングという方法でよみがえらせることができ、本日の納入させていただきました。

新築の仏間に50年前の古かった仏壇が、ピカピカの新品同様に。
また今後50年この家を守っていかれる仏壇かと思うと、仏壇も生きているように感じられます。

物も生きているといわれますが、それを実感できた日です。

古仏はいかにして甦るか?

大は1mから小は30cm位の古仏数体を、お寺様よりお預かりしました。

仏具小売業者様に同行し、即現場でお見積もりを出させていただきました。
製作年月日こそ明記されていませんが400年以上昔江戸初期の作と思われる古仏です。

頭が抜けているもの、両腕が取れているもの、片手がないものかなり痛みがひどいものです。
雨漏りする御堂に置かれていた様子で、果たしてこれが修復できるのか?と思われるくらいのものです。
逆に大変やりがいのある修復仕事です。
早速1体づつ修復前の写真を撮りました。

3ヵ月後弊社の仏像スタッフにより、新品同様のお姿に甦ってきます。
お寺様へお届けした時の、ご住職様のお姿を想像するだけで、わくわくしてきます。

新品を勧めるのは簡単ですが、やはり魂が入り多くの人たちに手を合わされてきた古仏、甦ってまた何百年とその思いが継承されていくまさにこれこそ歴史のロマンです。